TOP / ABOUT
ABOUT PATENT ATTORNEY

弁理士とは

知的財産の専門家として、技術と法律の架け橋になる国家資格者

DEFINITION & HISTORY

弁理士の定義と歴史

弁理士とは

弁理士は、知的財産に関する専門家として、特許・実用新案・意匠・商標などの出願手続きの代理や、知的財産に関するコンサルティングを行う国家資格者です。発明者やクリエイターの創作等を権利として守り、企業の競争力を支える重要な役割を担っています。

120年以上の歴史

弁理士制度は1899年(明治32年)の「特許代理業者登録規則」に始まり、120年以上の歴史を持ちます。日本の産業発展とともに歩み、技術革新を知的財産の面から支え続けてきました。

創設 1899年 ― 120年以上の歴史
CAREER FIELDS

弁理士の活躍フィールド

特許事務所

最も多くの弁理士が活躍する場。出願業務を中心に、知財に関する幅広い業務を担当。

企業知財部

メーカーやIT企業などの知財部門で、自社の知的財産戦略を推進。

独立開業

自ら事務所を開設し、経営者として独立。専門分野に特化した事務所も。

官公庁・公的機関

特許庁や経済産業省、INPIT等で政策立案や知財支援に携わる。

大学・研究機関

TLOや産学連携部門で、研究成果の知財化・技術移転を支援。

海外の特許・法律事務所

WIPO等の海外の特許・法律事務所で、知的財産に関する国際的な枠組み作りに貢献。

BY THE NUMBERS

数字で見る弁理士

(2026年7月現在)

約12,000
弁理士登録者数
6-10%
試験合格率
60%
理系出身者の割合
COMPARISON

弁理士と他の士業

弁理士 弁護士 税理士 司法書士
主な業務 知的財産の出願・
権利化の代理
法律相談・
訴訟代理全般
税務申告・
税務相談
登記・供託
手続き代理
根拠法 弁理士法 弁護士法 税理士法 司法書士法
登録者数 約12,000人 約45,000人 約80,000人 約23,000人
専門 特許・商標・意匠・知財戦略 民事・刑事・企業法務全般 法人税・所得税・相続税等 不動産登記・商業登記
技術知識 〇必要※商標・意匠の分野は不要 △ 分野による × 通常不要△ 分野による × 通常不要
DIVERSE WORK STYLES

弁理士の多様な働き方

様々なバックグラウンドを持った人が、多様な勤務形態で活躍できる仕事です。

1

様々なバックグラウンド

理系・文系を問わず、多様な学問的背景を持つ人材が活躍。

2

ワークスタイルの選択肢

事務所勤務、企業内弁理士、在宅勤務など、自分に合った働き方が可能。

3

ライフステージ対応

育児・介護との両立がしやすく、柔軟なキャリア設計が可能。

4

独立開業の可能性

資格を活かして独立開業でき、自分のペースで事業を成長。

5

企業経営への関与

知財戦略を通じて企業の経営判断に携わり、事業の成長に貢献。

6

最先端技術に触れる

AI、バイオ、宇宙など、常に最先端の技術に触れられる仕事。

7

海外業務への展開

国際出願や海外企業との交渉など、グローバルに活躍。

SERVICES OVERVIEW

業務内容の概要

基本業務

  • 特許出願 ― 発明を権利化するための出願書類作成・手続代理
  • 実用新案登録 ― 物品の形状等に関する考案の登録手続き
  • 意匠登録 ― プロダクトデザインの意匠出願・権利化支援
  • 商標登録 ― ブランド名やロゴの商標出願・権利化支援
NEW

ひろがる業務モデル

  • 知財コンサルティング ― 企業の知財戦略立案・ポートフォリオ構築
  • ブランド戦略支援 ― 商標を軸としたブランディング戦略の提案
  • 海外支援国際業務
    調査など
DIVERSE WORK STYLES

弁理士の多様な働き方

様々なバックグラウンドを持った人が、
多様な勤務形態で活躍できる仕事です。

第1 モデル名

弁理士の多様な働き方

第2 知財業界における弁理士の仕事内容

弁理士は、様々なバックグラウンドを持った人が、多様な働き方ができる仕事です。

特許出願業務が主な仕事形態であったため、理系の専門職のイメージがありますが、知的財産や無形資産の重要性から理系のみならず文系や様々なバックグランドをもった方が従事しています。

デスクワークが多い仕事形態ですのでテレワーク等を利用した多様な働き方ができる仕事です。

2. 弁理士の仕事紹介

弁理士という職業

(1)弁理士という職業

知的財産分野の専門家(国家資格)です。

弁理士法第一条(弁理士の使命)

弁理士は、知的財産に関する専門家として、知的財産権の適正な保護及び利用の促進その他の知的財産に係る制度の適正な運用に寄与し、もって経済及び産業の発展に資することを使命とする。

弁理士は、知的財産の専門家として社会課題の解決や産業の発達に貢献することができる職業であることが法定化されています。

(2)弁理士の具体的な仕事

① 知的財産に関する相談及び発掘

特許権等の知的財産の取得を目指すクライアントに対し、新しい技術やアイデア(特許)、製品デザイン(意匠)、ブランド(商標)の聞き取りにより知的財産の本質を的確に把握する。場合によっては、クライアントや発明者・創作者の気づかない潜在的な無形資産を掘り起こし、その権利化の可能性や最も有利となる知的財産の取得を目指します。

② 出願前の先行技術調査

聞き取った内容に基づき、特許庁のデータベースやその他の資料を用いて、既に存在する類似技術(先行技術)、先行意匠、登録商標の調査を行う。この調査により、登録可能性の有無を判断し、出願すべきか否か、また出願の際の戦略を策定するための基礎情報を提供します。

③ 特許庁へ提出する書類の作成

特許権等の知的財産を取得するため、専門的な知識と法律的な要件に基づき、出願書類(特許出願の場合は特許請求の範囲、明細書、図面等の書面)を作成する。権利範囲を明確にし、最も強力な権利が得られるよう、高度な専門性が求められる独占業務です。

④ 特許庁への手続き(国内外の企業等の代理)

出願から審査、権利取得に至るまでの一連の手続きを、出願人に代わって特許庁に対して代理する。拒絶理由通知への対応(意見書・補正書の作成)や審判請求なども含み、国内外のクライアントの要請に応えます。

⑤ 鑑定

特定の技術や製品が、既に存在する他社の知的財産を侵害しているか否かについて、法律的および技術的な観点から専門的な判断をします。また、自社の知的財産権の有効性や権利範囲についても評価を行い、紛争予防や戦略立案のための重要な根拠を提供します。

⑥ 紛争処理

知的財産権に関する侵害訴訟や審決取消訴訟等の紛争において、訴訟代理人(弁護士との共同受任)や補佐人としてクライアントを支援します。また、企業間の交渉実務をサポートや裁判外紛争解決手続き(ADR)による知的財産権を巡る争いを解決に導きます。

⑦ コンサルティング

知的財産戦略の立案、研究開発の方向性への助言、模倣対策など、クライアントのビジネスにおける知財活用の全般について専門的なアドバイスを提供する。権利化だけでなく、知財の創造・保護・活用サイクルを促進する重要な役割を担います。

⑧ ライセンス交渉

特許権などの知的財産権を他社に実施許諾する際の条件や、逆に他社の権利を利用する際の条件について、契約書の作成を含めた交渉を代理する。クライアントにとって最も有利な条件での契約締結を目指し、権利の適切な活用を支援します。

(3)弁理士の魅力

① 様々なバックグラウンドの知識を生かせる(技術・法律・翻訳など)

知的財産のうち発明の本質を理解するための理系の専門知識と、権利化を実現するための法律の知識、さらには国際案件に対応するための外国語能力を統合的に活用できる。多様なバックグラウンドを持つ人が、それぞれの強みを生かせる職業です。

② ワークスタイルの選択肢が広い

デスクワークが主であるため、特許事務所や企業の知財部門に所属しつつ、自宅でのリモートワークや時短勤務など、多様な働き方を選択しやすい状況にあります。クライアントとの信頼関係に基づいて業務を進めるため、柔軟なワークライフバランスを実現しやすい職業です。

③ ライフステージに合わせたキャリアパス

育児や介護といったライフイベントに合わせて、働き方を柔軟に調整しながらキャリアを継続することが可能です。また、経験を積むことで、専門分野を深めたり、独立開業したりと、長期的なキャリア形成の自由度が高いことが特筆されます。

④ 独立開業が可能

専門資格と実務経験があれば、自らの特許事務所を設立し、経営者となることが可能です。自分の理念に基づいたサービスを提供し、経営の自由度と責任を持って業務に取り組めるため、自己実現を目指す人にとって大きな魅力となります。

⑤ 企業経営に関与する場合もある

知的財産権は、現代の企業戦略の核となる資産であるため、弁理士は単なる法律家ではなく、企業の知財戦略の立案や経営判断に深く関与する機会がある。企業の成長を支えるビジネスパートナーとして活躍できる点も魅力です。

⑥ 最先端の技術やサービスに触れることができる

弁理士は、特許出願の業務を通じて、まだ世に出ていない企業の研究開発部門が生み出した最先端の技術や革新的なサービスの内容に、誰よりも早く触れる機会に恵まれます。知的好奇心を満たしながら、未来の産業の発展に貢献できることは大きな魅力です。

⑦ 海外の弁理士や企業と仕事をすることができる

グローバル化に伴い、海外への出願や外国企業の日本への出願代理業務が増加しており、世界中の弁理士や多国籍企業の知財担当者と連携して業務を行います。国際的な視野を持って、世界を舞台に活躍できることも魅力の一つです。

(4)弁理士になるには

① 弁理士試験

弁理士試験の合格後、約4か月の実務修習を経て弁理士登録されると弁理士資格を得ることができます。

弁理士試験は、①短答試験、②論文試験、③口述試験があり、2024年度の合格率は6%、全体の弁理士登録者数は11,814人です(2024年)。

なお、合格者の平均受験回数は2.4回です。

(特許行政年次報告書2025年版 | 経済産業省 特許庁)

(5)弁理士の将来性

① 知的財産の重要性は年々向上しています

企業活動において知的財産の重要性は年々向上しており、技術革新が日々なされています。中小企業においても他社との差別化からアイディア・工夫は今後も無くなることはありません。知的財産の重要性は年々向上しており、弁理士に求められる活躍の場も年々向上しています。

② コンサルティング等の多様な業務内容

従来は特許庁への出願代理業務が主でしたが、近年では企業の知的財産戦略に関わる知財コンサルティング、商標のマーケティング活動に関わるブランディングに弁理士が関わることがあり多様な業務内容となってきています。

③ 多様な他業種との関連性

様々な他業種との多様性が求められているところ、重要性が高まっている知的財産の専門家は弁理士だけです。他士業とダブルライセンスをもつ方も増えており、他業種とのコラボレーションにおいても弁理士による知的財産の専門的な活動は注目されています。

④ 地域のニーズ

近年では地域産業のための地域団体商標等、地域のニーズに沿った活動が求められています。

(6)弁理士のしごとの多様性

① 現在の状況

バックグラウンド

理系出身者と文系出身者がおり知識を活かせる状況です。ただし、未だ現状では理系出身者の方が多い状況です。

男女の比率

現状では男性が8割程度を占めていますが、女性の比率も向上傾向です。

年齢分布

現状では40代以上が多いです。

② 職場状況

現状では特許事務所経営、特許事務所勤務が60〜70%大きな比率を占めていますが、企業も25%と年々増加傾向にあり、その他にも多様な職場(大学・研究機関、特許庁・裁判所、海外の特許・法律事務所)で活躍されています。また、独立し易い業種であり事務所経営者が多い状況です。

海外交流、海外事務所勤務、地方在住等が可能で多様な仕事環境です。

出典:日本弁理士会会員の分布状況(2025年3月31日現在)

(7)ワークライフバランス

弁理士へのアンケート結果によると、責任ある仕事であることから仕事への傾倒は必要とされるが、ワークライフバランスについて整っていると感じている弁理士が多いとの回答でした。

第3 弁理士とDE&I

川上桂子弁理士へのインタビュー

(1)DE&I推進委員会について

川上弁理士は、2021年度からのダイバーシティ(現在はDE&I)推進委員会委員であり、2023年度には委員長を務めました。

DE&Iとは、Diversity(多様性)、Equity(公平/公正性)and Inclusion(包摂性)の略語です。多様な属性や背景を持つ人々を公平/公正に扱い受容することで、組織を構成するすべての人がいきいきと働いて成果を出し続けることで、組織全体の力を向上させることを最終目的とする取り組みです。何年も前から、国内外で多くの企業・団体がDE&I活動に取り組んでおり、DE&Iは組織力の向上に欠かせない取り組みであると捉えられています。

日本弁理士会は、2021年度よりダイバーシティ推進委員会を立ち上げ、2022年度に当時の杉村純子会長が「日本弁理士会ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」を行いました。また、2021年度から現在まで、DE&I推進委員会が、幅広い人材を弁理士会へ呼び込むために、弁理士会もDE&Iを推進していることを内外にアピールする活動を、継続して行ってきました。

具体的には、様々な属性や背景を有する人たちに、弁理士という資格や知財関連業務に興味を持ってもらい、弁理士を目指す人が増えるように、弁理士という職業の多様性や魅力を、弁理士会の会員だけでなく、これからキャリアを選択しようとする高校生・大学生等にもアピールする活動を行ってまいりました。以下では、川上弁理士がインタビューで語った、弁理士という職業の多様性と魅力について記載します。

(2)弁理士の仕事の多様性について

弁理士とは、試験に合格することで与えられる国家資格であり、簡単な試験ではありませんが、多様な属性を持つ人々が、以下のア〜エのような点で、多様な働き方で活躍できる職業です。

(ア)理系・文系出身者の両方に適した業務がある

学生時代に理工系の勉強をされた方は、産業の発達、技術の発展に寄与する特許・実用新案を取り扱い業務とすることが多いです。一方、文系出身の方でも技術を勉強しながら特許を担当することもありますし、意匠・商標の専門家として活躍されている方も多くおられます。

(イ)職場の多様性(弁理士事務所、企業、研究機関、大学等)

以前は弁理士事務所が主要な職場でしたが、昨今は、企業の知財部や、研究機関や大学等の様々な職場で、弁理士の資格を活かして活躍されている方も増えました。
各自のキャリア設計も様々で、事務所から企業への転職や、企業から事務所への転職も多く見られ、前職での経験を活かしてさらなるキャリアアップを目指すことも可能です。

(ウ)働き方の多様性

コロナ禍の社会全体におけるテレワーク導入が大きな契機となり、企業だけでなく、弁理士事務所もテレワークを取り入れているところが増えました。クライアントとの打ち合わせだけでなく、特許庁審査官・審判官との面接や、裁判の期日も、オンラインで行われることが多くなり、このような動きにより、働き方や働く場所の選択肢は広がったと言えます。また、このような働き方は、育児や介護に時間を割かなければならない人等にとって、時間を有効に使えるというメリットがあります。さらに、弁理士の仕事は、成果重視型の仕事なので、決められた時間にオフィスに縛られることなく、自分の采配で仕事のスケジュールを組むことができ、多様な働き方を許容する余地が高いと考えられます。

(エ)性別、国籍、学歴で差異はない

弁理士は頭脳労働であるため、男女間での体力的な性差は問題とならないと言えます。また、弁理士登録に際しては国籍と学歴は不問であるため、試験に合格さえすれば、誰でも弁理士になれます。

(3)弁理士の仕事の魅力について

弁理士の仕事は、自らの専門分野を中心として幅広い分野の技術に触れることができ、広い視野で仕事を通じて社会、産業、人の役に立つことができます。

また、国内だけでなく海外とも大きく関わる仕事ですので、日々の海外代理人とのやり取りや、打合せ、国際的な会議への出席など、国際的な仕事も多く、スケールの大きい仕事です。

弁理士の個々の仕事はサイクルが短く、日常的に達成感を感じられます。また、権利化する過程では、審査基準や法律に基づいて、特許庁の審査官・審判官と知的格闘技を繰り広げるようなエキサイティングな場面もあります。

一方で、クライアントからの依頼で業務を行う、サービス業としての側面もあり、自分の仕事でお客様に喜んでもらえることを直に感じることができる仕事でもあります。

弁理士の仕事は、クライントの事業を知的財産権で守るという、重い責任を負っていますので、日々、新しい技術や法改正などを勉強し、自己研鑽して仕事に臨む必要があり、そういう意味では、知的好奇心が衰えることが無く、面白く、とてもやりがいがあります。

すなわち、弁理士の仕事は、技術や法律の知識を突き詰めたい学究肌の人、語学や国際交流に興味がある人、人と話すことが好きな人、知財関連サービスを介して社会的貢献をしたい人、困難な業務に挑戦することで達成感を得たい人、等々の様々な志向を持った人を受け入れることができる、バリエーションに富んだ業務であると言えます。

2. 事例紹介

弁理士の働きかたの事例紹介

様々な働き方の弁理士の事例を紹介します。(「」内はご本人のお言葉、お考えをそのまま掲載)

事例 (1)

若手弁理士の働き方

K弁理士は弁理士試験合格して1年目です。現在は主に、拒絶理由通知に対する意見書等の作成といった中間対応業務に従事されています。

「上司の弁理士の指導の下、調査、拒絶理由の内容検討、応答案の作成を行って、書面のチェックを受けて何度もやり直しをしています。一日のスケジュールは、出勤後1時間はメールチェック、その後に調査や検討実務、作成後は上司の指導を受けるためのミーティングです。」
事例 (2)

産休・育休明けの働き方

Y弁理士(女性)は、弁理士合格後、2回の産休、育休を経て、復帰されています。テレワークを利用しつつ、二人の子育てをしながら、仕事をされています。復帰後は、日々の仕事だけでなく、海外代理人とのミーティング、講師などの仕事でも活躍されています。

事例 (3)

特許事務所事務員から弁理士へ

M弁理士(女性)は、中途採用で大手特許事務所に国内特許事務員として数年間従事し、その後弁理士資格を取得しました。資格取得後は別事務所にて商標、意匠担当弁理士として従事しておられます。やりがいと責任のある仕事を目指して弁理士試験に挑み、ステップアップをした事例です。

事例 (4)

文系学部出身で特許専門

T弁理士(男性)は、文系出身ですが特許事務所で特許を主な専門としています。弁理士資格を取得後に特許事務所にてソフトウェア関連の特許出願書面作成に従事しました。システム業界の資格教材や通信教育等を活用して技術分野の知識を上げ、現在でも主に特許を専門として活動されています。

事例 (5)

地方の自宅からテレワーク勤務

M弁理士(女性)は、企業で知財関連では無い仕事をされていました。出産を機に一度は前職のキャリアを断念されましたが、弁理士の仕事は、理系のバックグラウンドを活かし、地方の企業と関わることで地域活性化につながるやりがいのある仕事であり、同時に、子育て、介護などのライフイベントにも柔軟に対応できることを知り、弁理士になろうと決意されました。弁理士合格後は、東京の特許事務所に所属し、完全テレワークで京都の自宅で仕事をされています。また、知財未経験でも、弁理士の仕事に大きな障壁を感じることはなく、また、プライベートでは、未就学の男の子2人の子育てと父親の介護にも主体的に携わっておられます。

事例 (6)

弁護士と弁理士のダブルライセンス

F弁理士・弁護士は、弁理士として従事しながらロースクールに通い、新司法試験に合格し、弁理士業と弁護士業の両方に従事しています。特許事務所のクライアントの法律事務を行うことが多く、特許や意匠、商標だけでなく契約書作成等の企業法務等に従事されています。

事例 (7)

海外で勉強・合格、出産後復帰

O弁理士(女性)は、ご主人の海外赴任にご同行されている間に、通信で弁理士試験勉強をして合格、その後、日本に戻られて弁理士として仕事をされていました。ご出産を機に、仕事を6年程離れておられましたが、その後復帰されて、お子さんが小さいうちは、時短勤務を利用しながら、お子さんが大きくなられた現在は、フルタイムで弁理士として働いておられます。

事例 (8)

海外事務所顧問として活躍

T弁理士(女性)は、大手特許事務所を定年退職後に、海外の事務所の顧問として、日本に居住しながら海外と行き来し、これまでに築いてきた世界に広がるネットワークを活かして、日本の実務・法律情報を海外クライアントに提供したり、顧問先(コンサルティング先)の日本クライアントをサポートしたりする仕事をされています。

「知的財産という高度に専門的な内容を扱うので常に勉強が必要で緊張感がある一方で、世界中に知財弁理士・弁護士仲間がおり、信頼関係に基づいて心地よく仕事ができる点が仕事の魅力です。」
事例 (9)

企業の知的財産部門にて企業内弁理士として

S弁理士(男性)は、新卒で化学系メーカーへ入社し10年の研究開発を経て知的財産部門へ異動後、弁理士資格を取得されました。その後知的財産部長を経て、現在は、知的財産部門や基礎研究部門を統括する所長をされています。

「企業内弁理士は、最新技術に触れることができる、事業貢献性が高い、責任ある仕事が多い、など非常にやりがいがあります。メーカーにおいては数少ない、業務時間の裁量性の高く職種で働きやすいという点も特徴かと思います。」
第4 関連コンテンツ

弁理士に関するコンテンツ

(1) 初心者向けコンテンツ

(2) 中上級者向けコンテンツ

CONTRIBUTORS

川上 桂子 弁理士
インタビュー協力(DE&I推進委員会 元委員長)